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2008/4 明らかに事件現場・・(2)

玄関を開けると・・・

一面血の海になっており、時間が経過してしまいどす黒く、それは目を覆いたくなる
光景でした。
中に入って行くほど血の量は減っていました。
一番奥のリビングに2〜3滴血が落ちているのが始まりかと思われます。
そして(家財道具が)何もない部屋が2つ程ありました。

私の推測では・・・

リビングでおそらく刺されたのではないかかと思います。
びっくりした被害者は必死に逃げようと玄関へ向かいます。
玄関に向かう通路には壁に血のついた手形があちこちにあり、出血跡も多くなってきます。

一度風呂場に逃げ込んだのでしょう。
風呂場も一面血の海になっており、争った形跡があります。

そして最後に玄関へ・・
玄関は凄惨を極めます。
血は壁紙に飛び散り、底は血で1cmぐらい固まっています。

そして確かに・・被害者は玄関のドアノブに手を掛けてます。
最後の力を振り絞って外に出て助けを求めようとしたのでしょう。

残念ながら血で赤く染まったドアノブから、倒れていく5本の指の跡が・・
そこで息絶えたのでしょう。

「これを清掃するのか・・こんなん初めてや・・・」

少し気合を入れて作業に取り掛かろうと思いました。
しかし、担当営業マンが光景を見て完全にノックダウン・・部屋に入って来れません。

「私どもがきれいにしてあげるから、安心して仕事してや!」

血の気を失った営業マンが部屋に入って行き、仕事をし始めました。

この日の特殊清掃はほぼ血でしたので、作業自体は困難ではありません。
30分ほどして、そういう現場ではないぐらいきれいにしました。

「終わりましたので精算お願いします。」

すると営業マンが
「お願いですから帰らないで下さい(泣)」と懇願してきました。

「そうでした、最後まで付き合うと約束しましたね。」
そう言って、彼の仕事の手伝いをして無事完了となりました。

後で聞いた話ですが、遺族の方はあまりにショックで現場には入ることが出来ず
すべて委任されたそうです。

最近自殺も流行っているみたいですし、恐ろしい事件が相次ぎます。
私も仕事がなければ困りますが、やはりいいものではありませんね。
だからこそ我々の仕事が無くてはならないのかも知れません。

細かな配慮を忘れず明日も現場頑張ってきます!!

日時:2009年7月 1日 10:13