毎日蒸し暑く、現場をするのが厳しい季節になってきました。
そんな中、自殺現場の依頼を受けました。
依頼者は弟様。
「兄が首を吊ってしまい、部屋が相当汚れているんです。警察には、まだ部屋に入っては
いけないと言われています。」
詳しく聞くと、死後5日で発見されたそうで、近所の方が尋常ではない臭いに通報したとの
事でした。文化住宅の2Fで1Fには体液や蛆が上からポタポタ落ちてきたというから
驚きです。というかよく住んでるなと思います(汗)
数時間後、警察より入室許可が下りたのことで、現場にて待ち合わせをしました。
「私も部屋に入らないとだめですか??」
弟さん顔がこわばって、明らかに入りたくないようなので
「大丈夫ですよ、見てきますからここで待っていてください。」
と強がるものの、一人はちょっぴり不安・・。
すると部屋の柱にネクタイを結んで自殺したらしく、そのままの状態で残っていました。
その下には蛆がウヨウヨ這っていて、歩くと「プチ、プチ・・」と蛆がつぶれる音がします。
猛烈な臭い攻撃を受けながら、家財道具のチェックを行います。
見積を終了させ弟様に説明をし、作業を行うことになりました。
話を聞くと、お兄様はひきこもりで自殺願望が強かったようです。
唯一心のより所であったお母様も、最近倒れて入院してしまったとの事です。
作業をしていると不思議なことに気付きました。
ロープ、見たことがない刃物、睡眠薬、自殺に使われそうな物が出てきました。
そしてトイレを開けると・・・出ました!!
サンポールと○○○○○○
そうです、今流行ってしまっている硫化水素を作るものです。
ニュースでは今年5月までで540人ぐらい亡くなったそうです。
こんな死に方したら、近所の方も確実に巻き添えになったでしょう・・・。
色々な死に方を模索していたのでしょうか?
心境は理解できないですが・・・なぜ首吊りを選んだのでしょうか?
もう一度書きますが、
自殺をすると、遺族が困ります、ご近所の方が困ります、大家さんも困ります!
誰も得をしません。
この日もお部屋をきれいにして、近所の方からも「ご苦労様、大変だったね!」
と声を掛けて頂きました。これは本当にうれしいものです!
ご遺族の方も、短い間に搬出、そして貴重品の仕分けまでした事に
大変驚かれていました。
「何か、ほっとしました・・・。」
弟様には、社会に馴染まないお兄様が不安でしょうがなかったのでしょう。
ほっとした・・という言葉が今も心に残っています・・。

