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2008/7 長女がとった行動とは・・

今回のご依頼は、離婚された奥様からでした。
「元夫の遺品整理をお願いします。」

離婚されたからと一切放棄される場合もあるので、「あ、いい方だ・・。」なんて思いました。

「実は自宅で孤独死していて、臭いがきついのですが大丈夫ですか?」
と心配されていたので
「大丈夫ですよ、うちはそれが専門です!」と答えると、すごく安心されていました。

現場は戸建3階住宅で1Fが事務所になっていました。

奥様の横に中学生と小学生ぐらいの女の子が心配そうにこちらを見ています。
「今、きれいにしてあげるから待っててね。」と声を掛けると、小さく頷きました。

亡くなられた現場は2Fの布団の上で、体液がフローリングにまで広がり
蛆虫が大量に発生していました。
いつも通りに布団を取り除き、体液の掃除を始めようとした時です。

長女が私が持参した雑巾を片手に2Fに上がってきました。
臭いがピークに達しているはずなので

「任してもらっていいよ!すぐきれいにするからね!」と
話しかけましたが、我々の作業をじっと見つめて
私の横に来て、フローリングを拭き始めました。
呆気にとられたスタッフ・・・・。かなり臭いがきついはずです。

「私にとっては、ただ一人の父なので・・・・。」

泣きながら雑巾掛けをする長女の姿に我々は唖然としました。

孤独死もそうですが、離婚も増えているそうです。
私が見てきた親というのは、子供のために必死な姿です。
子供を育てるためには、自己の感情などは後回しでした。
文字では伝わりにくいですが、この長女が取った行動は感動に値します。
私はすごく幸せな気分になりました。

一仕事を終えてジュースを手渡し
「お父さんに気持ち伝わったよね?」と尋ねたら

恥ずかしそうに笑っていました。

ご遺品の中には家族の写真がたくさんありました。
お父さんは、また家族一緒に暮らしたいと願っていたのかもしれません。

日時:2009年7月 1日 10:20