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2008/7 感動のへそくり

7月になりました。
たっぷり汗をかいて、ビールがおいしい季節ですね。

さて、今日は大阪府下の戸建の遺品整理をしてまいりました。
物量は結構多く、トラック3台分搬出いたしました。
依頼主は故人の義娘様です。

「義母はセコい方でね・・」

どうも嫁と姑の関係は芳しくなかったようです。
我々の作業に立ち会うことさえうっとしい様子で、こちらもかなり作業がしにくかったです。

「この洗濯機とかまだ新しいから使えそうですね・・どうします?」とか尋ねても
「捨てて下さい!」と冷ややかなお返事です。

我々遺品整理は感謝される仕事のはずなんですが・・・私が口を挟んで機嫌が更に
悪くなると、大変なので作業に集中していました。

本来、仏壇とか神棚は合同供養してから廃棄するのが普通です。無料ですので皆様
ご利用されています。

しかしこのお客様は「供養なんて必要ありません!!」と一点張りです。
仕方なく
「ではこの神棚の中身をご確認下さいませ。私も一緒に仕分けをしますから・・」
と事務的に話しかけました。すると

「あぁ、義兄が見たので、早く出して!!」

亡くなって、こんな言い方はひどいなぁと感じつつ、仕分けを始めました。
書類や写真を分けながら、引き出しの底に小さい箱を見つけました。

箱を開けると便箋に文字が書いていました。


○○さんへ(依頼主さんです)
私は、あなたとケンカばかりしてきましたね。
だけど私も随分、酷い言い方をしてしまったわ。
でも自分から素直になれなくてごめんね。
このお金は生きているうちに渡したいんだけど、無理だと思うから・・
△△(息子)のこと、宜しく頼むわね・・。

私はすぐにこの手紙を依頼主に見せに行きました。
不機嫌そうにそのメモを見て、すっと片付が終わった誰もいない部屋へ行かれました。
そして号泣する声が聞こえてきました。

「おばあちゃん・・・」

私はスタッフと目を合わせ、今まで何かいつもと違う現場の空気から解き放たれた
気分になり、すごくいいものを得た気分になりました。

後で確認したのですが、お金は400万あったそうです。

皆さん、人間関係うまくいってますか?
お互い生きている内に、和解しましょうね!

「いい仕事ですね。」そう言って下さった依頼主様の言葉を胸に
明日も現場頑張ってきます。

日時:2009年7月 1日 10:19