その日はおばあちゃんが依頼主で、亡くなったご主人の遺品整理をしていました。
すごく気さくなおばあちゃんで、色々ご主人との思い出話を聞かせてくれました。
3人で手際よく作業が進み、3時間ぐらいで作業は完了しました。
集金を終えて帰ろうとした時でした。
「ちょっと待ってください。今日は暑いところありがとうねぇ・・。」と
アイスクリームをなぜか4つ持ってきました。
「今日は3人で作業したから3つでいいよ、おばあちゃん。」と言うと
「何言ってるの、4人いたよ。あれ1人いないね。あのちょっとぽっちゃりした可愛い男の子。」
スタッフで顔を見合わせ「そんなわけないよね!」と笑い飛ばしました。
最後までおばあちゃんは4人と言い張っていましたが、お礼の挨拶を済ませ
お家を後にしました。
「ご飯でも食べて帰ろうか。」スタッフの一人が言います。
国道沿いのファミレスで食事をすることにしました。
席に着くと、おばさんが水とメニューを持ってきました。
「いらっしゃいませ、決まりましたらボタンを押してください・・」と
テーブルにメニューと水4つ置いていきました。
「ちょっと・・3人やけど・・。」
「え・・もう一人ぽっちゃりした人いましたよね?トイレですか??」
3人とも一瞬泣きそうな顔になりました。
この仕事をしていると、幽霊とか信じなくなっています。
とりあえず3人でと納得してもらいましたが、全員かなり憂鬱になりました。
信じてもらえないかもしれませんが、実話です。
その日家に入る時、お清めの塩を降ってもらったのはいうまでもありません。

