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2008/9 夏の珍事

その日はおばあちゃんが依頼主で、亡くなったご主人の遺品整理をしていました。

すごく気さくなおばあちゃんで、色々ご主人との思い出話を聞かせてくれました。
3人で手際よく作業が進み、3時間ぐらいで作業は完了しました。

集金を終えて帰ろうとした時でした。

「ちょっと待ってください。今日は暑いところありがとうねぇ・・。」と
アイスクリームをなぜか4つ持ってきました。

「今日は3人で作業したから3つでいいよ、おばあちゃん。」と言うと
「何言ってるの、4人いたよ。あれ1人いないね。あのちょっとぽっちゃりした可愛い男の子。」

スタッフで顔を見合わせ「そんなわけないよね!」と笑い飛ばしました。

最後までおばあちゃんは4人と言い張っていましたが、お礼の挨拶を済ませ
お家を後にしました。

「ご飯でも食べて帰ろうか。」スタッフの一人が言います。

国道沿いのファミレスで食事をすることにしました。
席に着くと、おばさんが水とメニューを持ってきました。

「いらっしゃいませ、決まりましたらボタンを押してください・・」と
テーブルにメニューと水4つ置いていきました。

「ちょっと・・3人やけど・・。」

「え・・もう一人ぽっちゃりした人いましたよね?トイレですか??」

3人とも一瞬泣きそうな顔になりました。
この仕事をしていると、幽霊とか信じなくなっています。

とりあえず3人でと納得してもらいましたが、全員かなり憂鬱になりました。
信じてもらえないかもしれませんが、実話です。

その日家に入る時、お清めの塩を降ってもらったのはいうまでもありません。

日時:2009年7月 1日 10:27