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2009/2 なぜ息子が自殺を・・・

何度も書きますが、子供が亡くなった遺品整理は正直辛いです。

今回は息子様が21歳で自宅のワンルームマンションで首吊り自殺をされた現場です。
当然ですが親は憔悴しきっていて、言葉の掛けようもありません。

見積時に私もある程度汚れた現場を覚悟していました。
部屋の中にご家族がいたので驚きました。
「発見が早かったのかな・・。」と思っていたら、壁紙に血が飛び散っているのが目に
入りました。拭き取った後がありますが、血はそう簡単に取れません。

「相当酷かったはずだが、ご家族で掃除されたんだ・・。」
どんな思いで作業されたのかと思うといたたまれない気持ちになります。

「初めましてメモリーズ横尾です。」
そうっと母の顔を見ました。
その目は真っ赤に充血していて、「よろしくお願いします。」と上ずった声で小さく挨拶
されました。その一言に私も、もらい泣きしそうになります。

家の中を見て、なぜ自殺したのかと真剣に思いました。
趣味の品、家財道具など年齢にしては、かなりよい暮らしをされていたのでは・・と
拝察できたからです。

見積中、その遺品のひとつひとつを惜しむように夫婦で形見分けされてる姿が
私の心に焼き付いています。
そして、時折心から落胆されているため息を何度も、何度もされていました。

「作業日は、妻は辛くて来れないのですが、私は最後なので付き合ってあげようと
思っています。よろしくお願いします。」とご主人様が気丈に話してくれました。

若者の自殺が増えています。
「親より先に死んではいけない!」心からそう思います。

日時:2009年7月 1日 13:20