古ーい、文化住宅の遺品整理をしている時です。
依頼主は長男様で、作業が終わる15時頃現場に戻るとの事でした。
作業は順調に進んでいて、最後の清掃に入っていました。
そのとき一人のスタッフが言いました。
「腹痛くて、トイレ行っていいですか?」
清掃後だったので、「汚すなよ!」と一言掛けました。
大体きれいになり、終了する旨をお客様に連絡します。
あと10分ぐらいで戻るとの事でした。
するとトイレからスタッフが出てきて、真っ赤な顔をして私に言いました。
「トイレが流れません。」
「え・・」あと10分でお客様が帰ってきます。
急いでトイレに行きました。
トイレにはきちんとトイレットペーパーで汚物が隠されていました。
しかし、臭いは隠されていません(笑)
トイレの水の蛇口が閉まっているだけだと、楽観視していました。
しかし硬くて蛇口が回りません。
臭いは部屋全体を覆いそうな勢いです。
「もう少しでお客様帰ってくるぞ!」
だんだん私の声も荒げてきます。
こうなったらこれしかありません。
処分品のバケツを持ってこさせ
「すみません、水いっぱい頂けませんか?」とお隣さんに声を掛けました。
親切な隣のおばさんは、「いいよ。」とたっぷり水をくれました。
その水を急いで現場のトイレに流します。
業務用消臭スプレーを急いで撒いているときに、お客様が帰って来られました。
「おおっ!いい匂いしてるね!ここまでやってくれるのかい?」とご満悦でした。
何となく本当の事が言いづらく、何事もなかったように現場を終了しました。
しかし、もしもう少し早く帰って来られたら・・と思うと冷や汗ものでした。
「現場ではトイレが流れるか確認する!」これはメモリーズの教訓になりそうです。

