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2009/4 荷物がなくなった部屋で・・

母を孤独死で亡くされ、遺品整理をさせて頂きました。
依頼主は長女様です。

長女様は形見分けを、私と一緒にすることを希望されました。
4LDKの大きなお家なので、時間がかなり掛かることを伝えました。

長女様は思い出の品が出てくるたびに、泣いていました。

「母さんごめんね。」

私も作業しながら、長女様の謝る声が頭の中でリフレインし、こだまします。
最初は口数が少なかった長女様も、途中からは世間話もできるようになりました。
想い出の品を、説明してくれたりもしました。

朝から始めて、終了は17時を回っていました。
夕日が差し込む何もない部屋で長女はずうっと、だまって部屋の中を見つめて
泣いていました。

孤独死をさせてしまったという心の痛み。

私たちも何百回とその光景を目にしています。

「ここまでやって頂いて、感謝します。ありがとうございました。」
その表情には少しずつ、元の環境に立ち直ろうとする朝にはなかった顔に
なっていました。

遺品を整理することで、気持ちが整理されていく。
それは、私たちのプロセスが非常に重要だと常々感じています。

この気持ちは忘れないで、明日も頑張ります。

日時:2009年7月 1日 13:37