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2009/5 行方不明の兄が・・

大阪市内のマンションで、70代の男性が孤独死されました。
現場近くで待ち合わせをして、一緒に現場まで行きました。

一番上のお兄さんが亡くなったらしく、女性一人、男性二人の兄弟は
「兄は、気性が荒く離婚しましてねぇ、それから行方不明だったんです。
まさか大阪にいるとはね・・知りませんでした。
警察から連絡があったときは、びっくりしました。」と、仰っていました。

20数年会ってなかったと言うので驚きです。

「この辺ですね。」と私が、先頭で現場に案内します。
すると角を曲がったあたりから、死臭が漂ってきました。

現場は長屋の一番奥の部屋、そしてその長屋にはお兄さんしか住んでいませんでした。
手前の部屋は、屋根が落ちてきています。

「こんな所に住んでいたんだ・・。」と妹さんはハンカチを目にやってました。

玄関を開けて、兄弟が後に続きますが、
「おえっ!これは入れん!!」と3人とも表に走っていきました。
布団には人の形がくっきり出ています。
数百匹のハエが、私に体当たりしてきます。

しかし荷物はかなり少なく、いい暮らしとはいえなかったと思います。

表で妹さんは号泣していました。
小さい時に、もっとも仲良くしていたみたいです。

作業は2時間程でした。
探し物である不動産の権利証書も見つけ、喜んでくれました。

何もなくなった部屋に、兄弟が入ってこられて
「人生とは寂しいもんですな・・。」と弟さんが言っていました。

小さい箱に入った兄さんを、抱いたまま頭を下げる妹さんも
「大変な仕事ですが、なくてはならない仕事ですね。」と言って下さいました。

感謝して頂いて、満たされた気分でした。
これからも、たくさんの方を助けていきたいと思います。

日時:2009年7月 1日 13:44